ヒエラポリス-パムッカレ
Hierapolis-Pamukkale
足浴が楽しめる古代都市 ヒエラポリス-パムッカレ
「綿の城」の意味を持つパムッカレ。鍾乳石でできた、まっ白な台地が、棚状に広がっている。大地から湧き出した温泉に含まれる炭酸カルシウムが、険しい崖に独特な乳白色の棚を作り出してきた。棚の総数は100以上にもなり、いまも少しずつ増えつつある。また、棚から落ちた水滴は、ゆっくり落ちるうちにわずかずつ炭酸カルシウムを沈殿させて、ツララのような鍾乳石を作り出している。下に落ちた水滴からも少しずつ炭酸カルシウムが沈殿し、盛り上がって石筍(せきじゅん)となる。鍾乳石と石筍が時間をかけてくっつき石柱となり、不思議なオブジェができあがってきた。石灰の純白と空の青、水の透明度が交じり合い、美しい景観を見せている。 紀元前の時代から療養地として栄えてきたこの地は、パムッカレが表現する大自然の美しさと、台地の上にあるローマ遺跡ヒエラポリスが見せる廃墟の美しさが組み合わさった世界遺産として、複合遺産に指定されている。ヒエラポリスは、ローマ時代の浴場や列柱、神殿跡が残されているほか、ローマ遺跡の代名詞である円形劇場はアナトリア地方でもっとも保存状態がよいもののひとつとされている。
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おすすめトピックス
パムッカレに訪れるには、程よく暖かく比較的晴天になることの多い4〜6月中旬がおすすめです。また、水が流れる石灰棚に入場するため、短パンか膝丈のパンツを履いていくと便利です。 場内にはクレオパトラも入浴したとされる温泉施設がありますが、入浴をするためには水着が必要となるので忘れないようにご注意ください。 なお、パムッカレでは半日~1日ほどの滞在で旅程を組むのがおすすめです。
世界遺産情報
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登録名
ヒエラポリス-パムッカレ
Hierapolis-Pamukkale -
ベストシーズン
4~6月
日本との時差
-6時間
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国名
トルコ
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飛行時間
15時間~
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登録年
1988年
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平均予算
15万円~
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世界遺産分類
複合遺産
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旅行日数(目安)
8日間~
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